【IELTSライティング7.0取得者が語る】タスク2 英文エッセイの勉強法

こんにちは!

本記事では、私がIELTSのライティングセクションで7.0を取得した勉強方法と費やした時間について紹介します。

IELTS初回受験時の私のオーバーオールスコアは7.5と日本育ちの英語学習者としては、上出来でしたが、ライティングについて6.0でした。

これがとにかく悔しかったです。というもの、私はライティングの対策に一番力を割いていたからです。

そこで、私は絶対にライティングで7.0を取得するまで練習を続けようと決意しました。

7.0を取得するまで、合計3回受験し、6.0 →6.5 → 7.0と点数を上げていった過程と、振り返ってみて効率的と思う勉強方法について説明していきます!

 

初回受験 ライティング 6.0 の壁

ちなみに、私はIELTSはジェネラルモジュールで受験しています。タスク1 では手紙 ( アカデミックであればグラフの読み取り ) 、タスク2ではエッセイの書き方を練習して行きました。

ライティング6.0の壁は、時間内に必要ワード数の手紙とエッセイが書けるかが全てだと思います! ただ、この時間内に書くというのがとにかく難しくて、私は手紙を100題、エッセイを70題位練習しました。

なぜ、手紙の方を沢山練習したかというと、勉強時間を確保しやすかったからです。IELTSのライティングを始めたころは、手紙を書くのに20-25分、エッセイを書くのに1時間 – 1時間30分の時間を要していたため、仕事をしながらですとエッセイにはなかなか手が出せなかったのが主な理由です。そこで、こまめに手紙を書く練習をして、ライティングの練習量を稼いでいました。

振り返ってみて、手紙の練習から始めたのは正解だったなと思っています。ジェネラルモジュールタスク1のトピックは、日常生活に即したものとなっており、ここで学んだ表現は、ネイティブと話をする際にも、とても役立っています。

当時は、IELTS Ladder という IELTSの学習プラットフォームでライティングの添削をして頂いておりました。文法のミスとか、単語の使い方の間違い等を指摘して頂き、私のライティング力の基盤を作って下さったと感謝しています。一方で、もう一度当時に戻って、学習するなら、Camblyでお気に入りのチューターを見つけて、授業中に添削をしてもらった方がいいかなと思っています。

主な理由は、二つあります。

①つ目は、添削された理由が分からないことがあった。Camblyであれば、チューターに疑問点が解決するまで、何度も質問することが出来ます。また、自分の書いた文章が、ネイティブにとって分かりづらい文章だった場合、追加で説明を加えることが出来ます。

②つ目は、自分のライティングスタイルを確立できること。英語のライティングに正解はありませんが、添削サイトで添削をしてもらう場合、必然的に添削官のライティングスタイルに修正されることになります。添削官が同じネイティブだとしても、国籍、性別、性格等の要素によって、ライティングのスタイルは大きく異なってきます。Cambly であれば、チューターを選べるので、自分が利用する英語を話すチューターから学ぶことで、自分のライティングスタイルを早く確立することが出来ます。IELTS Ladder では、私がshould を使いたい文章で must に修正されることが良くありましたが、これは筆者の主観であって、どちらが正しいといった問題ではないです。自分がどういう印象を読み手に与えたいかによって、自分で判断して決めるべきと思います。

手紙を100題、エッセイを70題書いてみると、手紙の方はすぐに上達し20分以内に180-200 words 位かけるようになりました。一方で、エッセイに関しては、トピックによって35分から70分位の時間が必要でした。アイデアや必要なボキャブラリーがないと、苦戦しますよね。

試験当日も手紙の方は20分でスムーズに書けて、エッセイの方は無理やり40分以内で書ききりました。そして、結果は6.0.  ライティング→添削→復習にかかった時間を合計すると200時間を超えていたので、正直、もっと点がとれたらなぁと悔しい思いをしました。

 

IELTS 6.5を取得する過程

ライティング6.0の結果を受けて、すぐにリベンジして7.0を達成しようと思いました。一応時間内に、書き終える力はあったので、文法と語彙の強化をすることにしました。

まず、文法については、冠詞と関係代名詞の使い分けについて洋書を読んで学びました。冠詞については、可算・不可算の前に、実はGeneral / Specific といった使い分けが必要と知りました。

例えば、Food is essential ( 食べ物はとても重要 ) といった場合、Foodは特定の食べ物 ( Specific food ) を指しているわけではなく、一般論( General idea ) として使われていますよね。なので、A Food でも Foodsでもなく、Food とします。

一方で、This food is delicious とか These foods are bad for your health とか、特定の食べ物 ( Specific food ) を指す場合にははじめて、単数・複数系を使い分けを考えていく必要が出てきます。一般論 (General) で名詞を語る場合は、単数形という考えは衝撃を受けました。ネイティブには一般論の単数形は詩的に聞こえるようです。

逆に不可算名詞と信じ込んでいる名詞にa を付ける場合もあります。例えば、Love ( 愛 ) は数えられないですね。しかし、a mother’s love ( 母親の愛 )という表現が存在します。これはLove は一般的な概念ですが、母親の愛というのは、その中でも特定の愛 ( Specific Love )を指すので、A が必要になります。

関係代名詞については、日本語訳と対応させて覚えていくのには限界がありますよね。日本語と英語の単語でカバーする意味の範囲が違うので。。最近はYouTube や Kindle で関係代名詞について色々なコンテンツが出ているので、気になる人は是非探して見てください。リクエストがあれば、私もコンテンツを作ります!

語彙については、類義語 ( Synonym ) の勉強に力をいれました。IELTSの採点基準に 語彙力  ( Lexical Source ) がありますが、ここでの得点力Upを狙いました。ただ、結果的に類義語をひたすら覚えて、パラフレーズする学習法は最適ではないなと思いました。これが、7.0を達成出来なかった一つの利用でもあります。例えば、日本語でも、「大きい」「大きめ」「でかい」「巨大な」とかって類義語に括られるますが、これらの形容詞を文脈を考慮せずパラフレーズすると違和感出てきますよね。これに気づいたのは、6.5点の結果を受けて、コロケーションを勉強するきっかけとなった動画に出会ってからです。

総合すると、6.0→6.5の過程では文法力に磨きがかかり、よりネイティブに伝わり易い文章が書けるようになったと思います。一方で、英語表現の不自然さ (日本語から英語を作り出している感)は残っていたと思います。ちなみに、学習時間のほとんどはエッセイ 60題につ費やし、手紙は試験前に数題書いた位でした。文法の学習を含めると150時間位と思います。ただ、7.0を目標にしていたので、試験後はショックでした。

 

IELTS 7.0 を達成!

ライティングセクション6.5点の結果を受けて、7.0を達成するには、勉強方法を見直す必要があると感じ、具体的には① エッセイの構成、②コロケーションに力を入れて、ライティングの練習をすることにしました。

まず、エッセイの構成については、オンラインのエッセイや市販の教材を比較し、IELTS スペシャリストが教える総合対策を参考にして、構成を見直しました。当時は、いかに文字数を稼ぐかといった視点で、ライティングをしていましたが、IELTSでは文字数よりもTASK RESPONSE が重要と学び、トピックで問われていることに回答することに力を入れるようにしました。具体的には、イントロを簡略化し、その分の時間をボディパラグラフに割けるようにしました。

次に、コロケーションについては、【英検1級】満点の英作文、お見せします!の動画をみて、その重要性を知りました。コロケーションは簡単に言うと、自然な英単語の組み合わせです。例えば、‘Brutally honest (正直過ぎる)というコロケーションがありますが、こちらをBrutally の類義語でCruellyで置き換えると不自然な表現 ( Cruelly honest )になってしまいます。正しいコロケーションについては、日本語から英語への翻訳思考回路で生み出すことが出来ず、正しいコロケーションを英語のまま習得していくしかありません。IELTS 7.0を目指す人にはEnglish Collocation in Use という参考書がおすすめです。テーマごとにネイティブが使うコロケーションが紹介されています。

上記二つを意識して、70題位エッセイの練習をし、IELTS ライティングBand 7.0 を達成できました。トータルで200題位の練習をしました。私が試験直前に書いたエッセイはこちら。この数について、そんなに書くの?とかもっと効率のいい方法はないの?と思う人もいると思いますが、私は妥当な練習量かなと思っています。というのもIELTS ライティング7.0 のレベルは、平均的なネイティブのライティングに近いものがあります。それが、200題の練習で手に入るのであれば、やる価値はあると思っています!

 

まとめ

IELTSライティング7.0を達成するには

・200題エッセイを練習する (復習含め400時間位 )

・エッセイは文字数よりも内容を重視

・コロケーションを習得する

・ネイティブに添削を依頼する。Cambly もしくは Upwork がおすすめ!

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Yon.ch
大手監査法人勤務→スイス系の資源商社→外資系金融機関勤務。スイス駐在時に英語環境で仕事をすることを難しさを痛感し、これから留学や海外駐在を目指す人に役立つ英語の学習コンテンツを作ることを決意。2022年はIELTSで7.0以上のスコアするための記事を紹介して行きます。